夜に息子と歩いた日
今日は旦那さんが夜遅いのもあり、実母と息子と私で外食にでかけた。
夜に息子と歩くのは久しぶりだった。
暗い中歩いていたのは、去年の夏頃か。
夜泣きが酷くて、日中のぐずりもすごい。
感染症や万年風邪ひきにくわえ、咳がひどくて救急病院に駆け込んだ日はたくさん。
待合室で大量のげろを吐かれて「どうしよう、この子大丈夫だろうか」となきそうになったこともある。
呼吸がおかしくなって救急車に乗ったこともあった。
その時期旦那さんはかなり仕事が忙しく、ほぼ会うことが出来なかった。一人でこの病院通い状態に耐えるのが辛くて、ひたすら夕方に出かけることが多かった。黄昏泣きの時間だ。
比較的症状が落ち着いてる日は、商業施設の広場に毎日のように行った。
息子と見ていた夜は、耐えられない 辛いと思っていた時期だった。
そんな日が報われた。
息子にとって今日はしっかりと頭と言葉を使って吸収できる初めての夜だったらしく、キラキラ光る街を見て興奮していた。
生まれてから育児が楽しくなったのは最近で、ここ数年は「どうにかして生かさなきゃ」しか頭になかった。寝ないことももちろんだけど、息子が長らく病気と戦う姿が辛かったのかもしれない。すぐに死んでしまいそうな小さい体がこんなに熱をもち、咳をしながら寝て、鼻を詰まらせて、食事を戻す。こんなに怖いことあるか。
ちなみに今も万年はなったれだ。
今日の月は一段と綺麗に見えた。
少し嬉しかったから、帰って少しだけお酒を飲んだ。